防火地域での窓選び 樹脂窓か?内窓か?どちらが得?
我が家はオープンハウスグループのホーク・ワンでセミオーダーという形で家を建てました。当時は窓に対する知識も浅く、とりあえずオプションで高性能にすればいいだろうという感じでサーモスLからサーモスXに変更しました。
ここで問題が発生しました。我が家は準防火地域に建つため、窓に防火性能が必要となりオプション費用が高額になります。結局、窓の数を減らすなどしてもサーモスLからサーモスXへの変更には85万円程度かかりました。
それからしばらくして内窓という存在に気づきました。というか知っていたのですが検討すらしていませんでした。それは金額が高額になるからです。ですがそれは、防火地域以外の話です。防火地域は断熱性能の良い窓に変更するのに、100万円近くのコストアップです。これならば内窓の方がいいかもしれません。
ということで当時の見積もりを見ながら概算してみました。
内窓の種類
内窓にも種類があって、引違い窓とFIX窓、開き窓に分けられます。対して通常の窓は引違い窓、縦すべり窓、横すべり窓、FIX窓があります。内窓を付けたあとでも、窓を開け閉めして換気するという前提では引違い窓と縦すべり窓にしか設置できません。
また、基本的には縦すべり窓や横すべり窓、FIX窓は引違い窓に比べて断熱性能が高く、気密性能も高いです。
そのため内窓を設置するならば弱点となる引違い窓をオススメします。あとは、FIX窓でもサイズが大きいと断熱の弱点になるのでありかと思います。
引違い窓で見積もり
サーモスL防火窓からサーモスX防火窓へのオプション費用は以下のような感じでした。YKK APのAPW330防火窓でもそこまで金額には差はないと思うので同様に考えて頂いて結構です。なお内窓はネット見積りの結果です。
幅1600×高さ1800引違い窓
- サーモスX:9.5万円
- 内窓(複層ガラス):10.5万円
幅1600×高さ900引違い窓
- サーモスX:6.5万円
- 内窓(複層ガラス):6.5万円
ここで注意点が一つあります。サーモスXの値段は2022年2月頃のものです。2023年3月の今では2割以上値段が上がっているはずです。それを考慮すると補助金が無くとも内窓が得です。
内窓の補助金
今はまさに「先進的窓リノベ事業」が始まったばかりです。これは補助金としては破格の内容となっております。これを利用するなら確実に内窓の方が安くて高性能になります。
問題はこの補助金はいつまであるのかということと、いつまで外側の窓が複層ガラスでも対象かということです。
個人的には今から家を建てるのであれば、あったらラッキーぐらいに考えて置くのがよいかと思います。
内窓のメリットとデメリット
内窓にもメリットとデメリットがそれぞれあります。ここで簡単に紹介します。
メリット
- トリプルガラスより断熱性能が高い
- 気密性が向上する
- トリプルガラスより窓が軽い
メリットから順に説明します。まずトリプルガラスより断熱性能が高いとは、サーモスLに複層ガラスの内窓を付けると熱伝導率が1.1を切ることが可能です。これはトリプルガラスのAPW430より高性能になります。
気密性が向上するについては当たり前ですが、引違い窓の一重より二重のほうが気密性も上がります。
トリプルガラスより軽いというのはそのままで、外窓も内窓もペアガラスなのでその分軽くなって開け閉めに必要な力は少ないです。ただ、次のデメリットでも説明しますが開け閉めの回数は倍です。
デメリット
- ガラス熱割れのリスク
- 外窓と内窓の間が結露する
- 開け閉めが二倍になる
次はデメリットについて説明です。
内窓を付けると熱割れのリスクが増えます。とは言え、外窓がLow-eで内窓もLow-eの場合です。心配ならば内窓は一般複層ガラスにすることをオススメします。
外窓と内窓の間に結露が発生することがあります。室内の暖かい空気が外窓と内窓の間に入ると結露の原因となりますが、こればかりは仕方がありません。
開け閉めが二倍になる。これは当たり前の話で窓が二つあるので開け閉めも倍になります。
樹脂窓にすべきか内窓にすべきかそれが問題だ
高性能断熱窓(アルミ樹脂複合と樹脂サッシ)にオプションでするか、内窓にオプションでするか悩みどころです。防火地域でなれけば樹脂サッシ一択ですが、防火地域や準防火地域では樹脂サッシもアルミ樹脂複合サッシも性能差がほぼ無く高額です。なにしろ防火窓だけで値段は3倍近くになります。結局、ペアガラスの内窓と値段が変わらないのです。
というわけでコストを抑えつつというコンセプトで複数のプランを提案します。
窓はケチるな!(ただし予算の範囲で)
準防火地域で高性能断熱窓であるAPW330やサーモスX、TWを採用しようとすると一軒につき100万円近いコストアップとなります。窓はケチらず選んで頂きたいですが、予算もあるので以下の例から自分にとってベストとなる選択をしてください。
- 全ての窓 標準防火窓(FG-A、FG-L、防火窓G、エピソードⅡ GNEO)
コスト◎ +0円
断熱△ - 引違い窓 標準防火窓+ペアガラス内窓
その他窓 標準防火窓
コスト○ +50万円(内窓に補助金を使えば◎ +30万円)
断熱◎ - 引違い窓 高性能断熱防火窓(サーモスX、TW、APW330)
その他窓 標準防火窓
コスト○ +60万円
断熱○ - 全ての窓 高性能断熱防火窓
コスト△ +100万
断熱◎ - 引違い窓 標準防火窓+ペアガラス内窓
その他窓 高性能断熱防火窓
コスト△ +90万円(内窓に補助金を使えば○ +70万円)
断熱◎×2
窓は高性能にしたけど、キッチンやバスルーム、食洗機のランクを下げたとか元も子もないですから。
自分が建てた家は何点?
会社の同僚が注文住宅を建てるらしい。
しかも大手(ローコストでない)ハウスメーカー。
自分とそんなに変わらない給料なのに、なんでそんなにハイコストなメーカーで建てられるんだ😱と、ショックを感じつつ話をきいてみると、家を建てる上でのポイントをおしえてほしいと言われました。
うん、ブログ読んで。
…は、さすがに恥ずかしいので言えなかったです。恥
モゴモゴしていたら、とりあえず今回建てた家の点数を教えてほしいと言われました。
そりゃあ、一条工務店とかの家と比べたら60点位ですけど、オープンハウス系列の家の中では120点位の出来栄えかな?と…
とりあえず後で変えられないものはお金をかけてでもやっておくといいことは話しておきました。
内装とかは後でもどうとでもなりますから。
新築でのエアコン取付工事 ~オープンハウスグループ<ホーク・ワン>で家を建てる~
エアコンは家電量販店で購入したので、取付工事は自分で手配しないといけません。新築の家なので壁の穴開けが必須のため、業者選びが肝心です。腕の悪い業者だと、筋交に穴を開けてそのままという話も聞きます。
埼玉県で施工可能な業者をネットで検索をして、「エアコン工事専門館(エコ施工ドットコム)」にお願いする事にしました。新築の穴開けなども丁寧に施工することがWEBから確認でき、ウレタン追加などもあったのが理由です。
引き渡しから引越しの間までの数日を候補にして依頼をしました。工事当日ですが、少し問題がありました。子供の保育園の面談が急遽入り、私が工事に立ち会う事ができません。そこで実父の協力を得る事に。
お昼から工事開始です。私は職人さんに挨拶した後、事情を説明し父にバトンタッチです。そして、子供と一緒に急いで新しい保育園へ向かいます。
面談は1時間程度で終わり家に戻りました。ちょうど一階の取付工事が終わりかけておりました。父はというと、じっと工事の様子を見ています。家の中でゆっくりしてればいいのにと思い声をかけましたが、工事を見てるとの返答でした。
次は2階の取付け工事です。ここで、職人さんから確認の一言。エアコンのサイズが小さいですが、問題ないですかと。問題ないと回答して、工事を続けてもらいました。
壁に穴を開けた時の写真。防水シートや間柱、断熱材が見えます。
13時から工事を始めて終わったのは17時頃でした。少し時間がかかったかなと思いましたが、父から一言ありました。あの職人さんは仕事がとても丁寧だと、少し時間がかかるかもだけど信頼出来ると太鼓判をいただきました。
実は我が父は、18の頃から建設業で働いてる電気工事士です。電源3種なんかも持ってます。そう、業界のベテランなのです。その父が誉めるのは珍しいことなので、とても丁寧に作業して貰えたと思います。
工事が終わりリピート確定のため、3階の工事もお願いしたいので取り付け位置を確認して貰いました。特に難しい箇所はないとの回答で、落ち着いたら依頼することをお伝えして、その日の工事は完了しました。
引越し前にエアコンの取付工事が出来たので大変満足です。
【補足】
他に、ウレタン処理をしてくれる業者も検討していました。
しかし、費用が上と比較して高い事ことからこちらは選択しませんでした。
(建材に合わせたコーキングを使用と謳っていますが、窯業系サイディングにシリコンコーキングを使用しているように見えます。外壁のシーリングには塗装の関係で「変成シリコン」が推奨されます。通常のシリコンはガラスまわりや水回りでの使用が推奨です。
私の場合は、「変成シリコン」を使用するようにお願いしました。特に追加料金は発生しませんでした。)
ちなみに‥
後から壁に穴を空けてウレタン処理することに懐疑的な意見もあります。というのも内部でウレタンが発泡して膨らみますが、中が見えないので本当に隙間が塞がれているか確認できないためです。防水シートの連続性も無くなるので、水濡れのリスクも増えます。建築中にスリーブを付ける事ができるなら、それが一番良いです。
個人的にはウレタン処理はやらないよりは遥かにマシだろうという事でお願いをしました。
【まとめ】家を建てるまでに参考にした本・雑誌【随時追加】
家探し〜購入〜引っ越しまでに参考にした本を紹介します。
①注文住宅基礎の参考
↑↑↑戸建ての家を買う際の全体の流れを理解するのに大変役立ちました。絵などが多くて読みやすく、すぐに読み終えました。入門としてオススメです。
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これも土地選びから家の購入、ローンについてと幅広く理解するのに役立ちました。戸建てだけでなく、マンション購入についても書かれています。まずは全体をざっくりと知ってから、この後に紹介するテーマ別の本を読むと理解が進むと思います。
②お金関係
↑↑↑家の予算感を知りたくて購入しました。オプションの相場を知るのにも役立ちました。減額するテクニックなども書かれていましたが、我が家は規格住宅のため割高な仕様を安いのに変更しても減額にはなりませんでした。ハウスメーカーではいろいろと制約があるので、工務店で建てるなら必須な本だと感じます。
住宅ローンで「絶対に損したくない人」が読む本 [ 千日太郎 ]
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家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本 [ 千日太郎 ]
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過去の記事でも紹介しましたが、お金(ローン)についてとても参考になりました。
もっと早く読んでおけばよかった…。
値切り方や値切れるポイントなども書かれています。
③間取りなど
間取りの方程式 心地よい住まいを組み立てる技術 [ 飯塚豊 ]
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↑↑↑
我が家はすごくお世話になりました。
家の構造について(建築方法から軒屋根の事まで細かく!!)、よくある種類を紹介し、それぞれの良い点と悪い点がか書かれていました。
間取りを考えるときは一番熟読&活用した本です。
④その他
[rakuten:book:13278918:detail]
↑↑↑
自分たちとは違う目線での家造りへのこだわり方が参考になりました。
こんな考え方があるのか…と目からウロコの話もありました。
エアコンを買いに行く
今までいろいろとエアコンに関する記事を書いてきました。
ついに、引き渡しが近づいてきたので、エアコンの選定と購入を行いました。
エアコンを買いに家電量販店へ
エアコンを購入するために家電量販店に行ってきました。
ハウスメーカーのオプションでエアコンを付けるという選択肢もありましたが、家電量販店で買った方が安いという判断です。
また、ハウスメーカーが取り付けるエアコンは上の記事でも書きましたがオーバースペックとなっています。
我が家でのエアコン選び方
自分の家のエアコンの選定は悩みました。
近年では、エアコン1台で全館空調とか聞きますが縦に長い狭小3階建て住宅では難しいです。縦につながる空間やパイプがないとほぼ無理です。各階に最低1台はエアコンを取り付けるのが無難です。
どこに取り付けるかを決めたらおのずとエアコンのサイズも決まります。
我が家は建坪が10坪でワンフロア20畳のため、各階に最低でも6畳用のエアコンを1台取り付けることにしました。選定方法については上の記事を参照してください。
次はメーカーをどうするかです。
これには再熱除湿が出来る事という条件をつけたのでおのずと日立に決まりました。
再熱除湿は電気代が高くなると評判が悪いですが、最近の高気密高断熱の家では必需な機能となります。夏の暑い日であれば弱冷房で除湿ができますが、梅雨や秋では冷え過ぎるという問題が発生するためです。
使用頻度等を考え、1階寝室は中級機、2階LDKは高級機とすることにしました。
高級機は出力が大きく効率も高いため、10年以上使用すると購入費と電気代の合計が低級機や中級機と逆転します。
使用頻度が高い場所は高級機をオススメします。
ちなみに高級機の6畳用は低級機の12畳用より最大能力(能力のカッコ内の最大値)が上です。これを知っておくと選び方が変わってくると思います。また、低温暖房能力も上です。こういったのを知ると、畳数表示ってなんだろうと思います。
3階には小さい洋室が3つあり、全ての部屋を1台でカバーするのは厳しいと考え、大手メーカーの低級機かアイリスオーヤマあたりを各部屋につける予定でいます。最上階なので、F式除湿に適していること等を考慮して再熱除湿にはしないつもりです。その方がエアコンも安くなるので。
エアコンの値引き交渉
話は家電量販店に行った時に戻ります。とりあえず、1階と2階用のエアコンを買いにきました。
以下のエアコンが欲しい事を伝え値引き交渉の開始です。
- 日立 Sシリーズ 6畳用
- 日立 Wシリーズ 6畳用
まずは、工事はこちらで手配するので工事費込みの値段から下げして欲しいことを伝えました。
次に2台同時購入のため、セットの値引きをお願いしました。
店員さんが電卓を叩いて値段を出してきました、そこで妻からひと言。
「その値段だと隣の店と同じです( ¯•ω•¯ )ドヤッ」
妻は事前に調査していたようです。しかしこれが効いたのか更に値引調整をしてくれました。
最終的に、値段はこれ以上下げれないがSシリーズをさらに上位機種のXシリーズにするという条件になりました。店頭表示価格から10万円近くの値段です。
ここまで値引きできるとは思っておらずびっくりです。
エアコンを買うなら競合店が多い地域かつ、オフシーズンがいいですね。
補足
エアコン購入時、下手にどの部屋のエアコンか言ってしまうと、畳数の高い機種を勧められます。
我が家はリビングも6畳用のエアコンを購入しましたが、リビングに設置すると口が滑って店員さんに6畳用だと足りないですよ〜と説明されました(購入した店とは違う店舗で)。うち断熱性能高い家なので、計算上6畳用で足ります( ̄ー ̄)☆と得意気に言いましたが、それでも店員さんは引きませんでした(そりゃそうだ)。
リビングではなく寝室や子供部屋につけます〜と言っておくのが無難ですね。
エアコンの取り付け
エアコンの取り付けを引っ越し前に行いました。新しく記事を書いたので、こちらもどうぞ。
3階建て狭小住宅でホームインスペクションをやってみた結果 ~オープンハウスグループ<ホーク・ワン>で家を建てる~
完成内覧会から数日後、ホームインスペクションより検査報告書の最終版が送られてきました。いままでも途中の検査のたびにちょくちょく送られてきましたが、それらをまとめたものです。
埼玉でホーク・ワンの分譲地を購入し、そのままホーク・ワンで建築を依頼しました。ローコストなので欠陥等が心配なため、ホームインスペクションを依頼することに。
今回、ホームインスペクションをお願いしたのは「株式会社 エムエス・トラスト」さんです。
選んだ理由は見積もりの時点での対応が早い事と、頻繁に検査してもらうため現場の近くに事務所があるの2点です。
なんやかんや10回以上は現場に来て検査をして頂きました。
本来であれば施主の自分が毎週のように現場に行くべきですが、現在の住まいから遠いのと、子供が小さく時間がなかなか取れずあまり現場には行くことができませんでした。
結果として、頻繁に現場を見て頂けたので大変助かりましたし安心にも繋がなりました。
ホーク・ワンでは建築中の報告は特に無いので、ホームインスペクションの報告書で現場の進捗具合が確認できて大変良かったです。また、ホーク・ワンも指摘を受けたら、協力的に対応して頂けたようで大変感謝しています。中には対応が悪い業種もあり、無視することやホームインスペクションを断るなんてこともあると話を聞きました。ホーク・ワンは協力的なビルダーで良かったです。
さてホームインスペクションには下記の内容で検査を依頼しました。
- 基礎配筋
- 土台
- 構造体
- 屋根防水
- 外壁・バルコニー防水
- 断熱・防湿
- 完成
検査は7項目ですが、工事の進捗もあり一度に見れない検査もあったので10回以上検査をして頂けました。参考に報告書の一部を載せます。
個人的には、屋根防水と外壁・バルコニー防水、断熱・防湿を付けるのをおすすめします。
木造住宅において雨漏りは大敵です。
外壁やバルコニーの防水は施主でもある程度確認できますが屋根は高所作業のため危険です。慣れている専門家にお願いするのが結果的に安くなります。また、外壁の防水もチェックという意味では重要です。重ねしろ等、どうしてもミスや現場監督のチェック漏れは発生してしまいます。ダブルチェックになります。
断熱・防湿については欠損があると良くないため、検査をしてもらいました。
大工さんが丁寧な方だったようで特に指摘もなく良かったです。(より上の高気密高断熱からすればスカスカかもしれませんが、そもそもローコストですし職人さんにもそこまでの作業費は支払われていません。常識的な範囲でのお願いにしておくのが吉です。そもそも、袋入りグラスウールですし、気密テープを使った施工ではないので。)
基礎配筋や土台、構造体はJIO瑕疵保険の検査や建築確認の中間検査でも見られる内容です。
省略しても良いかと考えましたが、瑕疵保険の検査や中間検査なんて少し見てヨシ!!とかのレベルだと思うのでお願いしました。(ホームインスペクションもヨシ!!ではないと完全に否定は出来ませんが、そこは信頼するしかないと考えました。)
ちなみに瑕疵保険の検査結果等は貰えません。聞けば教えてくれるかもしれませんが、ホームインスペクションをしたので特に聞いていません。
最後の完成検査も建築途中を検査しているので省略しようかと考えましたが、完成時に何か問題があった場合それが正常なのかその場で素人が判断できるか不安もあり、第三者ということで検査してもらうことにしました。建具の建てつけや、床や壁の傾き、屋根裏や床下の含水率を検査して正常であることが確認できたので良かったです。
とまあ、いろいろと検査をして頂き22万程度でした。
特に値引きの交渉はしませんでした。値引きではありませんが、細かく複数回検査をしてもらえるように見積もり時に交渉しました。相場から明らかに高い場合を除き、過度な作業の値引きは手抜きが発生するリスクを上げるのでオススメしません。値引きは物に対して行うのが良いです。
ホームインスペクションに関する過去の記事
設備を選ぶ基準
みなさんは設備を選ぶとき、どうやって決めていますか?
インスタや動画、ブログのおすすめから選ぶ
ネットの口コミが高いものから選ぶ
カタログから選ぶ
家族や友人、知人からおすすめされたものを選ぶ
選び方は人それぞれ自由なのでとやかくは言いませんが、後悔しないためにも、次のことを意識しておくことをおすすめします。
その設備はあなたの生活に合っていますか?
その設備はあなたの生活を豊か(楽)にしてくれますか?
よく、おすすめされたから取り入れたけど後悔した…という話を聞きます。
おそらく、上の2点について意識せずに取り入れてしまったのだろうと思います。
でも考えてみてください。
おすすめした人は、あなたの生活環境や家の動線を知りません。
機能重視なのかデザイン重視なのか知りません。
頻繁に家に来客者が来る家庭と、来ない家庭は違います。
子どもがいる、いないでも設備は変わります。
ハイスペックな設備、宝の持ち腐れにしない自信はありますか?つかいこなせますか?
取り入れる前に、まずはあなたに必要なものなのか、
取り入れることで、あなたが幸せになれるのか、
取り入れないと後悔するのか、
一度冷静になって考えてみてください。
特に家づくりにおいての設備は、ものによってはかなり高価です。
安いならまだしも、高い設備を購入して後悔はあまりしたくないですよね。
一応このブログでもオススメは紹介していますが、最終的には施主様であるあなたが必要か不要かは決めてください。
なぜならば、あなたの家を建てるのは、あなたなのですから。