住宅ローンと生命保険(団信)
提携ローンから選ぶしかないという状況で、かつ手数料やら保証料やらつなぎ融資やらで各銀行への総額支払費は横並び(最大でも差は20万ぐらい)となった。
各銀行さん、よく考えているようで金利が低いと手数料やら保証料が高い。
35年返済の総額支払で考えると横並びになるのだ。
これは、どの銀行も住宅ローンで出せる利益というのがあまり変わらないのであろう。
(本来であればSBIが30万円程安くなるはずなのだが、つなぎ融資の50万円プラスで逆転した。)
ネット銀行の利点として繰り上げ返済の手数料がかからないというのが、あるがはてさて、、
ここで、住宅ローンには団信という生命保険が付くことを思い出した。
死ぬか重度障害になったら住宅ローン残高がゼロになるというやつだ。
団信という保障で比較することにした。
SBI
まずSBI。
ここは、全疾病型という保証。
入院や働けない状態が一月以上継続したら、その月の住宅ローン返済が免除。
最大12カ月まで免除され、13カ月以上継続したら住宅ローン残高ゼロ。
しかも、保障料のプラスはなく無料で付いてくる。
ええやんと思って調べるとそうでもないらしい。
現代の医療において1ヶ月以上の入院というのは、相当な重症である。
ましてや13カ月以上も入院というのは殆どなく、だいたいその前に死ぬのである。
全く働けない状態が13カ月以上というのも考えにくく、それは重度障害のレベルになる。
そもそも重度障害になれば住宅ローン残高はゼロになる。
となると有用な補償としては、一か月ぐらい入院したときの住宅ローン免除ぐらいでそれは医療保険と同じ内容になる。
一か月以上の入院・通院から有効になる医療保険と考えると微妙である。
ないよりはまし、だから無料のオプションなのかと。
静岡銀行
次は静岡銀行
ここは、オプションでガン団信というのがある。
金利+0.3%で悪性新生物になったら住宅ローン残高ゼロというやつだ。
ただし、初期の皮膚がんなどの軽微なガンは除くとのこと。
ただのガン保険である。
埼玉りそな銀行
最後の埼玉りそな銀行
ここは、オプションで団信革命というのがある。
金利+0.3%でガンや3大疾病、病気やケガによる所定の障害、要介護状態になったら住宅ローン残高ゼロになる。
細かい条件が多いが、病気やケガで重度障害ではないがそこそこ重い障害となった場合でも住宅ローン残高ゼロになる。
仕事に復帰したとしても保障は受けられるとのこと。
これは生命保険の代わりになるなと考え以下のプランにて比較
SBI + 民間生命保険(ガン・障害・死亡1000万)+ 共済医療保険
埼玉りそな + 団信革命 + 共済生命保険(死亡1000万) + 共済医療保険
なぜ、SBIが民間の生命保険かというと団信革命と似たような保障となると共済でなかったのだ。
団信革命に共済の生命保険を付けているのは、住宅ローンとは別に子どもの学費ぐらいは保険が欲しいと思ったから。
これで比較すると、民間の生命保険でマシマシとなってしまい月々の支払いがキツイ。
団信革命は民間生命保険と比較するとリーズナブルで保証が手厚いのだ。
特に初期の残高が多いときは「ガン・3大疾病・障害・死亡3000万円」の生命保険でありながら月々4000円ぐらいとなる。
(逆に言うと残高が500万円以下になると割高となる。残高が少なくなったら繰り上げ返済はせずに全額返済できるようになるまで貯める方が良いかも。)
何度か、会社の昼休みにうろついている生保レディーに保険の提案をされたことがある。
確か、ガン特約+3大疾病特約+死亡1000万ぐらいで月1.5万円だったかな。
(これでも保証は少なめなことを言ってた)
高いよみたいなこといったら、皆さん収入の1~2割ぐらいは保険にあててますと言われた。
確かに調べると平均がそんなもんだった。
だが、下限が0で上限が無限となるようなデータにおいて平均は統計的に意味をなさない。
年収の平均値と中央値が異なるのと同じだ。
というか分布が正規分布とならないデータにおいて平均値は意味がないのだ。
んで、分布をみるとやはりというか中央値は収入の0.5~1割程度だった。
まあ、そんなもんだよねーとなった。
長くなったが、「SBI+民間生命保険」よりは「埼玉りそな+団信革命」のがトータルで安いとなった。
団信のデメリットは途中解約やプラン変更ができないぐらいである。
とりあえず今はリーズナブルで保証が手厚くなる団信革命を選択することにした。
今後はライフステージの変化によって、そのたびに保険をプラスすれば良いだろう。
そして住宅ローンを支払ってしまえば手厚い保証の生命保険も不要となる。
そう考えて、埼玉りそなを選択した。