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【総論】住宅ローン②

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①変動か固定か

ローンの組み方には、大きく分けて変動と固定がありますが、我が家はあまり迷うことなく変動に決めました。
FPのブログやyoutubeを主に参考にさせてもらいつつ、前記事の前提を加味した上で決定しました。

変動にした理由は、
⑴低い金利
⑵低金利が今後も続きそう
⑶住宅ローン控除の仕組みが変わることで高い金利でも借りやすくなり、また今後金利が上がってもリスクが低い

といった内容が決め手でした。
 

②返済期間

基本的に、最初からローンは35年で組み、繰り上げ返済をし、多くの人が25〜30年で返済が終わると聞きました。
前記事の表にもあるように、確かに比較的高い金利でも控除額が増えるので、今までよりも負担が少なくなります。しかしそれでも支払総額はかなり増えてしまいます。

そのため、控除のある10年間は普通に返済しつつできる限りお金を貯めていき、控除の終わる1年目以降から繰り上げ返済を駆使しつつ、遅くとも30年以内に返済完了にする…という作戦でいくことにしました。

③団信(団体生命保険)

団信は、いわゆる住宅ローンを組むときに入らされる生命保険のことです。
ローンを組んだ人(返済者)が死亡や高度障害等により返済が不可能になったときに、もう返済しなくてよい(正確には、保険会社が代行でローン返済してくれている)という保険です。
一般的な生命保険と違うのは、
金利の中に保険代が含まれている
⑵⑴のため、保険料が年齢問わず一律
⑶生命保険控除の対象外
⑷保険金の受け取りはない→夫(返済者)が死んでも、残りの住宅ローンにあてられるため、妻や子供にお金はいきません。
⑸住宅ローンが完済したら保険も終了となる

と、いった内容です。


団信の内容は銀行によって様々です。
ただ、金利が低いところは内容は必要最低限になりますし、逆に金利が高いと手厚い内容になります。
また、金利をプラスすることでさらに手厚い保険にすることができます。

我が家の場合、ありがたいことにお願いした銀行の最低金利で借りられることになりましました。
さらに、2022年から金利が多少高くても、その分控除額が増える…。
このことから、金利を上げて保険内容を充実させることにしました。ぶっちゃけ言うと、10年間は国に生命保険を払ってもらうということです。
現在夫婦で入っている生命保険を解約し、団信を充実させることで、節約しつつ手厚い保険を手に入れようと我策しました。


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④ペアローン

夫婦合算でのローンを組むとき、ペアローン、連帯債務、連帯保証の種類があります。

我が家はペアローンにしました。
ペアローンとは、物件に対して、夫婦がそれぞれ住宅ローンを借り入れる方法です。4000万円の借り入れをするとき、それぞれ2000万円ずつ借り入れをする形です(3000万と1000万など夫婦の返済のウエイトを調整することもできます )。それぞれが個別に返済義務を負い、また互いに連帯保証人になります。
ペアローンは個別のローンになるので、団信もそれぞれで入ります。
ペアローンにすると、合計の借り入れ金額が高くなったり、税金の控除がそれぞれでできるのでちょっとお得感があります。しかし、例えば夫が死亡等により返済ができなくなったとき、夫分の返済は無くなりますが、妻分の返済は続きます。

一方で連帯債務は夫婦で同等の返済義務が発生します。ただし、夫婦で団信に入れるかは、金融機関によって異なります。
連帯保証は例えば夫が債務者になり、妻が保証者になり、夫が返済できなくなったときに返済義務が発生します。このとき、妻は団信には入れません。

夫は最初、自分が死んだあともローンを妻に払わせるのは…少なくとも家だけは残してあげたい、、、なんて言っていましたが、我が家は共働きで、しかも年収はほぼ同じ。逆に妻が先に死んだら、妻の収入が無くなったあともいままでと同じ額の返済をしなければならなくなる方がリスクでは??と思うので、相談の結果ペアローンに行き着きました。