制振と地震保険
GVAは不思議な点があり、3MがVEMダンパと別名で商品展開しているのだ。
というか、GVAの心臓部であるアクリル樹脂は3M製である。
3MはVEMダンパという商品をBtoBで展開しており、流通や施工は他社がやっているということなのだろうか。
そして、流通させているところがGVAという商品名で展開してるのだろうか。
ただまあ、VEMダンパ自体の実績はビル向けで40年前からありそれを木造住宅に展開したようである。
実績はあるので安心と言えば安心か。
耐震と免震は保険が安くなるが、制振は安くならない。
おそらく世界で一番、統計や確率とお金にがめつい保険会社が安くしていないのである。
実績がないからか、それともあまり意味がないからなのか。
プロでないからわからない。
次世代へ残せる設計をした長期住宅とするか、60年程度で建て替える前提で地震などで倒壊したら保険で建てればいいと考えるか。
ローコスト住宅ならば、後者になるのかなと思う。
倒壊で怖いのは本震ではない、余震である。
熊本地震の本震で倒壊した建物は古い建築基準法で建てられたものである。
余震では、新しい建築基準法の物件でも倒壊している。
なので、怖いのは本震ではギリギリ耐えて避難所から戻って来て片付けをしている時に、本震と同等の余震が来た時だ。
熊本地震のような、大地震が2度も連続で起きるのは稀であるがリスクとしてはある。
1階がビルトインガレージなので、構造的には弱い。
50万ぐらいなら即決だが、100万は高いな。
建物本体の4~8%程度の価格になるわけで悩む。