上を見てもしょうがない(ブルーな気分だった時の心の声)
Twitterやブログで家造りを積極的に公開しているのは、ハイコストメーカーで建てた人が多い。
さらに、大体は土地が広く平屋とか2階建てである。
やっぱり、自慢の家を見せたいという要求が大きいのだろうと思う。
一時、そういったブログやTwitterの家垢ばかりを見て落ち込んでいた。
ローコストメーカーとハイコストメーカーは全然違うというのを思い知らされたのだ。、
ただ、気が付いたが見栄というのは一番お金がかかる。
自分達は立地を優先したわけである。
1に立地、2に立地、3、4が無くて、5に立地なのである。
ハイコストメーカーで建築している人達の多くは、土地代が2000万円以下の事が多い。
我々が買った土地の半額で、倍以上の面積である。
坪単価は4倍だ。
そういう人と比べても仕方がない。
地元や郊外で高収入の職業があればいいが、そんなのはなかなかない。
恐らく、ハイコストメーカーで建てている人の多くが一流企業や地場のメイン産業に勤めているのだろう。
自分も一応はJTC (Japanese Traditional Company)で働いている。
やたら歴史だけはある。
ここ30年は伸びる新規の事業もなく、伸びしろがない会社である。
住宅補助などの福利厚生もない。
(同期が自動車メーカーに転職したが、年収は1.5~2倍になって福利厚生も増えたとのこと。)
そんな中で東京駅から30分圏内の駅で、かつ駅から徒歩15分以内という立地の土地を買えたのである。
共働きである妻のおかげである。
(一馬力の先輩や上司を見ていると、駅から徒歩25分とかバス停から徒歩10分ということが多い。)
立地は大分恵まれているのだ。
しかし、上を見て落ち込んでしまった。
耐震性の高い平屋や総二階、オシャレな外構、広い庭や駐車場、高い天井や吹き抜け、樹脂窓、HEAT20 G2以上の付加断熱、C値0.5以下、熱交換式1種換気、全館空調etc…
どれも我が家にないものばかりである。
それらを見てもしょうがないし、参考にもならないので見るのをやめた。
同じように狭小住宅の3階建てを建てた人や住んでいる人のブログの方が、何倍も役に立つからだ。
収納事例や整頓、時短家事など参考になることばかりである。
(ハイコストメーカーで建築する人の間取りを見ると、常に家に誰かがいる設計となっている。
共働きの我々にはあまり参考にならないのだ。)
家造りは十人十色。
正解はそれぞれあるのだ。
家族構成やライフプランなので大きく変わる。
このブログは子持ち共働き夫婦が、デザインよりも機能重視で、埼玉で3階建て狭小住宅を建てる…がテーマなのだ。