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ホーク・ワンで建てるセミ注文住宅 -埼玉で3階建て狭小ローコスト住宅-

オープンハウス(ホーク・ワン)の断熱性能と気密性能



断熱と気密についてオープンハウス・ディベロップメントもしくは、ホーク・ワンの住宅性能は公式では出てないのでネットで調べた情報をまとめました。

今後、我が家の数値が分かれば別記事にてあげる予定です。

この記事は下記の記事と資料を参考に書いています。

iiie296.com

「住宅計算方法」の具体的な内容と算出方法
https://www.jfe-rockfiber.co.jp/img/catalog/2016_general_catalog_fix_0413_chap5_2.pdf

 

断熱性能Ua

Ua値の計算条件は建坪が10坪程度の3階建て狭小住宅でビルトインガレージ付きとしています。開口部比率は大きめに取って15%とし簡略計算です。実際のところ開口部比率は10%程度になることもあるので、詳細計算をすれば数値は0.1弱は改善すると思います。
使用している断熱材や計算の詳細は別記事にて上げる予定です。

Ua値とはなんぞやという方は下の解説サイトを参考にしてください。

good-things-committee.com

 

断熱材と窓の詳細仕様について記事を書きました。

e-tonbo.hatenablog.jp

 

e-tonbo.hatenablog.jp

 

標準仕様ではUa値 0.76程度

標準仕様のままでは、断熱等級4。

省エネ基準レベルです。ローコスト住宅なので満たしてないかと思ったのですが十分に満たしているようです。ペアガラスは偉大ですね。

一般的にはあまり性能が良いとは言われないレベルです。ですが、昔の無断熱の家や単板ガラスの賃貸に比べたら快適です。

エアコンのサイズも2クラス小さくて十分です。例えば18帖のLDKなら、12帖用で足ります。エアコンの帖数の1.5〜2倍とも言えます。詳しくは下記のサイトを参照してください。

ただし、夏場の最上階はこの限りではありません。

www.2x6satoru.com

断熱材オプションでUa値 0.69程度

断熱材のオプションを付けるとUa値が0.07程度改善しますが、断熱等級5(ZEH)基準にはなりません。それでも天井と壁、床の断熱が上がるので快適性は上がります。

天井と床に関しては建築後に自分で追い断熱材が可能です。ただし、透湿性に注意です。

www.2x6satoru.com

 

サッシは標準のままでは結露やコールドドラフトを防ぐには不十分です。

この記事を書いた2022年での標準サッシはアルミ樹脂複合のFG-Lですが、低ランクのアルミ樹脂複合のため性能はアルミサッシFG-Aと50歩100歩です。

更に窓オプション追加でUa値 0.57程度

全ての窓を防火戸のAPW330やサーモスXにするとUa値は0.12程度改善し、断熱等級5(ZEH基準)は確実に満たします。

6地域ならばギリギリHEAT20 G1の基準に届くかもです。窓の数や大きさで変わるため、あくまで目安です。正確な値は物件毎に計算が必要となります。

温暖地であれば、結露やコールドドラフトは完全ではないものの防げます。準防火地域ではこれ以上は難しいです。準防火地域でなければAPW330で0.50以下も狙えそうです。

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我が家は、窓と断熱材をオプションにしたので0.6以下になると予想しています。大きめの引き違い窓が多いので、0.56まで届くかは微妙だと考えています。

ここまでの性能になるとエアコンの帖数は2〜3倍以上まで対応します。ただし、日射熱所得等やエアコンを24時間稼働させるのか、1日に数時間しか稼働しないのかで変わってきます。せやま基準では、4〜5倍としてますね。ただしあちらはエアコン24時間稼働と気密性が高く熱交換器が前提となっています。

e-tonbo.hatenablog.jp

 

気密性能C値

C値とはなんぞやという方は下の解説サイトを参考にしてください。

good-things-committee.com

C値は2〜3程度と予想

C値は計算で求まらず、測定が必要なので予想になってしまいます。一般的な軸組パネル工法の住宅であれば、気密を気にせずとも2~3程度の値になると言われています。

f:id:e-tonbo:20220515151427j:image

参考
https://h-ehouse.com/blog/wp-content/uploads/2013/03/99ca651a7f34c2f2697bad7d86adf31c.pdf

 

以下の記事にC値の基準をまとめました。カナダや北欧では基準値が1.0ですが、温暖地のフランスやアメリカでは1.8程度が基準値となっているようです。

e-tonbo.hatenablog.jp

 

 

ちなみにオープンハウス・アーキテクトで気密測定をした方がおり、結果は2.5とのこと。詳しくは下の動画を参照ください。

youtu.be

ただし、浴室の人通口が塞がれていなかったり配電盤の隙間がある状態での測定です。コンセントなどをリカバリーしたらどこまで改善できるかですね。

 

気密性はどれくらいが妥当か

気密性能について持論を書きました。過度な気密競争へのアンチテーゼです。

e-tonbo.hatenablog.jp

 

気密性で断熱性能(暖房負荷)がどの程度、影響を受けるのか簡略計算してみました。

e-tonbo.hatenablog.jp

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