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給湯温度の設定って何度がいいの?

我が家の給湯器とリモコン

我が家の給湯器は追い焚き機能付きの24号サイズです。標準仕様のままで一般的な潜熱回収型給湯器です。リモコンも標準仕様です。このリモコンが大変使いにくいのですが、それはまた別の機会に記事にします。

この潜熱回収型給湯器というのは大変優秀で、従来型の熱効率が7割程度に対してこちらは9割です。幹太くんを使用しているのにも関わらず、ガスの使用量は賃貸時代から微増となっています。

お風呂と給湯の温度設定は別

さて、引っ越ししてから給湯器の温度設定で悩みました。賃貸の時は給湯温度の設定は一つしか出来ず、常にお風呂の温度としていました。

しかし、新しい家は違います。お風呂と混合水栓から出るお湯の系統は別で、それぞれ温度設定が出来ます。

お風呂は、浴槽の温度なのでシンプルです。

問題は混合水栓への給湯温度です。

 

バスルームのサーモスタット混合栓

ユニットバスで一般的に使われているものはサーモスタット混合栓と呼ばれるものです。

これは、金属製のバネが中にあり温度によって伸び縮みするこで上手い具合に水と混ぜて適切な温度へ調整します。

そしてこのバネを有効に動かすには、給湯温度は50〜60℃にする必要があります。取説にも書いてあります。

なので、給湯の温度設定は50〜60℃が適切となります。

 

キッチンや洗面台の混合水栓

キッチンや洗面台の混合水栓にはサーモスタットというハイカラな機能はありません。お湯側にハンドルを振れば、そのまま出てきます。

つまり設定した温度のお湯が直接出てきます。40℃程度に設定するのが使いやすくて良さそうです。

 

ビルトイン食洗機への給湯

実は他にも給湯配管は接続されています。それはビルトイン食洗機です。私は水が入ってくるものと思ってましたが、最近のはお湯を入れるように配管を接続するとのこと。

これは電気(ヒーター式)よりガスで水の温度を上げた方が安いからです。単価で比較すると、同じ料金でガスは電気の2.5倍の熱量を発生させます。

 

では食洗機への給湯温度は何度が適切なのでしょうか。

通常食洗機は60℃のお湯で洗浄し、80℃のお湯ですすぎをします。

つまり食洗器の場合は60℃に給湯器を設定するのが良いことになります。

 

子供のやけどに至る温度と時間

一般的に60℃の温度では1分以上で火傷となると言われています。しかしこれは大人の場合です。皮膚が薄い子供では、5〜10秒で火傷すると言われています。これが50℃になると1分程度とされています。

 

設定温度は50〜55℃とすべし

各場所の使用時に毎回温度設定をするのは大変面倒です(メーカーはそんなユーザーの面倒とか考えてなさそうですが)。なので、設定温度は決め打ちにします。

食洗機やサーモスタット混合水栓と子供のやけどについて総合的に考えると、設定温度は50〜55℃が良いかと考えます。

ただし、キッチンや洗面台では混合水栓のハンドルをお湯側に回し切らないよう気をつける必要があります。ここは各メーカーが、意図しないと回し切れないように安全装置を付けて欲しいです。

 

食洗機でお湯を使う時

食洗機から給湯器まで距離があると、設定した温度のお湯が来る前に給湯がストップしてしまいます。何故なら食洗機で使用する水量は5リットル程度と少ないためです。(メーカーによっては、最初の数リットルはあえて捨てる設定になってる事もあるようです。)

そのため、食洗機を使う前にキッチンの水栓でお湯をしっかりと出しておく必要があります。これで食洗機の直前までお湯が来るので、設定した温度のお湯が食洗機に入ります。お湯が出た後はキッチンで水を使用しても問題ありません。一度、お湯をキッチンの分岐点まで持ってくるのが目的です。

少し面倒ですが、これをすることで電気代と食洗時間を減らす事ができます。