よわよわ理系 家を建てる

ホーク・ワンで建てるセミ注文住宅 -埼玉で3階建て狭小ローコスト住宅-

家の価値を長持ちさせる方法

この記事は前回の続きです。下のリンクから前回の記事を見れます。

 

e-tonbo.hatenablog.jp

 

 

省エネ基準義務化による陳腐化

家の価値がすぐになくなるのは嫌です。

特に構造や断熱は後から変更が難しいので、新築時にある程度高いレベルにすることをおすすめします。25年に省エネ基準の義務化が予定されています。つまり、断熱等級4以下は陳腐化します。今から新築で建てるのであれば断熱等級5以上が推奨です。

xtech.nikkei.com

 

オープンハウス・ディベロップメントやホーク・ワンでも断熱材のオプションと引違い窓だけでもオプション品にするだけで断熱等級5になります。

サーモスX」では引違い窓の性能が低かったのですが、「TW」では改善しており「APW330」と同等なのでオススメです。

 

e-tonbo.hatenablog.jp

また、耐震基準も更新されるようなので、気になる場合は構造計算の耐震等級2以上をオススメします。

時間による陳腐化を遅らせるには

劣化や減価償却は防げません。

ですが、遅らせることはできます。設備の劣化は交換やリフォームなどで改善できます。

しかし、水回り設備の更新はお金がかかるわりに価値の増加にそこまで寄与せずコスパが悪いので、実際には内装や外装のリフォームのみとなるパターンが多いようです。見た目は大事ですからね。

流行りの間取りや設備は、リノベやリフォームをして後付けが考えられます。間取りは難しい事がありますが、設備であればある程度は可能です。流行に合わせる事で価値を持ち続けことができます。

まとめると、構造や断熱が最低限あり内装リフォームで小綺麗になって、標準的な設備と流行りの設備が多少あれば価値が付くということです。

 

築浅は正義!新築は真理!

しかし、例え性能や設備、流行等が陳腐化している住宅でも価値をつける方法がひとつあります。

それは築浅です。築浅というのは、それだけで価値が高まります。

ここまで書いていて思ったのですが、ある程度の住宅性能と設備であり、流行の間取りや設備もあって築浅の物件ってようは新築の建売なんですよね。最近の建売をみると、床暖房に浴室乾燥やWIC等があります。WICにいたっては配置によって部屋が狭くなったりとデメリットもあるのですが、だいたいの建売にあるのが不思議でした。しかし、ようはそれが売れる要因なんですね。なんやかんや新築の建売が人気な理由がわかりました。そしてリセールバリューを考えると建売になってしまうということがわかりました。

 

住宅の中古市場

今後、日本の人口は減少していきますが空き家が増えても結局は市場とのミスマッチを避けることはできず、新築が増え続けるのは変わらないかと思います。国は中古市場の活発化を目指していますが、あと30年ぐらいは厳しいのではと思います。というのも、断熱と耐震が最低限クリアした家が市場に十分になければ意味がありません。構造計算の耐震等級3未満は論外なんて情報が多い中、中古物件が活発に取引されるとは到底思えません。

とはいえ、トレンドとして古い戸建てのフルリノベーションは増加すると予想されます。

ただ、一条工務店のような性能がある程度担保されている家であれば市場価値もあると思います。これはスマホと同様かもしれません。一条工務店やハイコストハウスメーカーiPhoneで、ローコストハウスメーカーandroidです。たとえ、性能が高くともandroidの中古市場での価格は高くありません。

ちなみにアメリカでは新築よりは中古の方が価値があるとされ、メンテナンスや修繕も日本の倍近くかけるという話がありますが、それはアメリカという特殊性を語らないといけません。基本的にアメリカでは、新築物件には何らかの欠陥があるのがあたりまえで自分で修繕して住むというのが当たり前という感覚があります。なので、以前誰かが住んでいた中古物件は修繕済みのため価値が上がるという事情があります。

 

「北海道R住宅」&「北方型住宅」

中古物件市場という意味では北海道は進んでいます。高断熱・高気密も北海道は進んでいるので、すごく参考になります。興味がある方は、「北海道R住宅」や「北方型住宅」で検索してみてください。とても良い取り組みと個人的には思うのですが住宅系インフルエンサーで言及してる人は少ないんですよね。