よわよわ理系 家を建てる

ホーク・ワンで建てるセミ注文住宅 -埼玉で3階建て狭小ローコスト住宅-

値引きと決断

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購入の意思を確認する書類にサインしたものの、お金を払っていないので契約を完了していないという微妙な状態になった。
逆に言えば猶予が出来たということで、一晩ゆっくりと考えた。


本当にこの土地で良いのだろうか。

いろいろな不安が襲ってくる。


そもそも、自分は家を買う上で最低限の知識もないと気づく。
ゆっくりと勉強していくつもりだったのだが、勉強するまえに決断することを強いられている。
これはまずいと、家を買った人で評判の良い本を調べることに。

いくつかピックアップして、千日太郎という方の本を電子書籍で購入。


泥縄だなと思いながらも、一気に読む。
基本的な情報をインプットし、考える。
不動産屋の営業というと契約を迫り騙してくるというイメージがあった。
その本によると、不動産屋の営業は味方でも敵でもないという書かれ方をしていた。
あくまで彼らはノルマがあり、売れそうな客に売れそうな物件の紹介をしているだけなのだと。
だから条件の良い物件を探してきてと言われれば探してくる、例えそれが返すのが無理な額の物件でも。
なので、無理のない範囲で良い物件を探すように気を付けるとのことであった。
なるほどと思い、今回の土地はそういった条件を考えると問題ないなと判断できた。

また、その本には土地価格の簡単な見方が書いてあった。
路線価というものである。
試しに購入を検討している土地の値段を出してみた。
単純に路線価に坪数をかけてみると、売値の半分以下だった。
これボッタくりじゃんと思い、営業に電話する。
営業の説明は以下のような感じだ。

「まず路線価というのは目安でしかなく。それより高く取引されることも多い。
今回の物件に関しては、以前に建っていた物件の解体費や私道の整備、各種インフラも引き込み直したのでその費用も入っている。
また、駅近の土地ということもあり売主が強気というのもある。
しかし、お客様の言うように相場より高めに設定されている。
値引きが可能か売主と交渉する。」

と言った感じだ。

これも後で知ったのだが、地盤調査や改良工事の費用も含まれているとのこと。
あとセミオーダーのため、建物の費用も多少は土地に含まれているらしい。
(0000万円で建てられますと言うための作戦だろう。2000万で建てても、実際は2500万とかそんな感じ)
まあ、計らずも値引き交渉となったのである。
先程紹介した本にも値引き交渉のことが書かれており、4580万という物件があったら下二桁の80万は値引きできるそうだ。
言うだけで、80万近く値引きされるらしい。
もちろん、必ず値引きされるわけでなく売主と関係が拗れることもあるのでそこは気を付けるようにということだ。

その後、営業から値引きができたと連絡があった。
下げられるならもっと下がるのではと思ったが、それ以上は言わなかった。
お礼を言って電話を切った。
値引きされたといっても、端数だけなので相場より高いのは変わらない。

ハザードマップなどを確認する。
今昔マップを使い、古い地図でも確認する。
特に問題ないと判断し決断。

50万円を振り込み、営業さんに振り込んだことを電話で伝える。
それと一応確認をした。
本来であれば、重要事項説明を受けてからの契約と手付金となるが今回は少し異なる。
購入の意思を示す50万だが、扱いはどうなるのかと。
営業さんが言うには、内金という扱いになり契約をしたらそのまま手付金となるという説明だった。
だから、契約までならキャンセルしてもお金が戻ってくるとのこと。
確認しといて正解だった。

ちなみに今回、こういった通常と違うルートになったのは、不動産と売主の休日の関係で急いで契約するのと後日(週内)に契約するので差がないためそうなったという経緯がある。
我々のパターンは例外であることを念の為、お伝えしておく。