3階建て狭小住宅でホームインスペクションをやってみた結果 ~オープンハウスグループ<ホーク・ワン>で家を建てる~
完成内覧会から数日後、ホームインスペクションより検査報告書の最終版が送られてきました。いままでも途中の検査のたびにちょくちょく送られてきましたが、それらをまとめたものです。
埼玉でホーク・ワンの分譲地を購入し、そのままホーク・ワンで建築を依頼しました。ローコストなので欠陥等が心配なため、ホームインスペクションを依頼することに。
今回、ホームインスペクションをお願いしたのは「株式会社 エムエス・トラスト」さんです。
選んだ理由は見積もりの時点での対応が早い事と、頻繁に検査してもらうため現場の近くに事務所があるの2点です。
なんやかんや10回以上は現場に来て検査をして頂きました。
本来であれば施主の自分が毎週のように現場に行くべきですが、現在の住まいから遠いのと、子供が小さく時間がなかなか取れずあまり現場には行くことができませんでした。
結果として、頻繁に現場を見て頂けたので大変助かりましたし安心にも繋がなりました。
ホーク・ワンでは建築中の報告は特に無いので、ホームインスペクションの報告書で現場の進捗具合が確認できて大変良かったです。また、ホーク・ワンも指摘を受けたら、協力的に対応して頂けたようで大変感謝しています。中には対応が悪い業種もあり、無視することやホームインスペクションを断るなんてこともあると話を聞きました。ホーク・ワンは協力的なビルダーで良かったです。
さてホームインスペクションには下記の内容で検査を依頼しました。
- 基礎配筋
- 土台
- 構造体
- 屋根防水
- 外壁・バルコニー防水
- 断熱・防湿
- 完成
検査は7項目ですが、工事の進捗もあり一度に見れない検査もあったので10回以上検査をして頂けました。参考に報告書の一部を載せます。
個人的には、屋根防水と外壁・バルコニー防水、断熱・防湿を付けるのをおすすめします。
木造住宅において雨漏りは大敵です。
外壁やバルコニーの防水は施主でもある程度確認できますが屋根は高所作業のため危険です。慣れている専門家にお願いするのが結果的に安くなります。また、外壁の防水もチェックという意味では重要です。重ねしろ等、どうしてもミスや現場監督のチェック漏れは発生してしまいます。ダブルチェックになります。
断熱・防湿については欠損があると良くないため、検査をしてもらいました。
大工さんが丁寧な方だったようで特に指摘もなく良かったです。(より上の高気密高断熱からすればスカスカかもしれませんが、そもそもローコストですし職人さんにもそこまでの作業費は支払われていません。常識的な範囲でのお願いにしておくのが吉です。そもそも、袋入りグラスウールですし、気密テープを使った施工ではないので。)
基礎配筋や土台、構造体はJIO瑕疵保険の検査や建築確認の中間検査でも見られる内容です。
省略しても良いかと考えましたが、瑕疵保険の検査や中間検査なんて少し見てヨシ!!とかのレベルだと思うのでお願いしました。(ホームインスペクションもヨシ!!ではないと完全に否定は出来ませんが、そこは信頼するしかないと考えました。)
ちなみに瑕疵保険の検査結果等は貰えません。聞けば教えてくれるかもしれませんが、ホームインスペクションをしたので特に聞いていません。
最後の完成検査も建築途中を検査しているので省略しようかと考えましたが、完成時に何か問題があった場合それが正常なのかその場で素人が判断できるか不安もあり、第三者ということで検査してもらうことにしました。建具の建てつけや、床や壁の傾き、屋根裏や床下の含水率を検査して正常であることが確認できたので良かったです。
とまあ、いろいろと検査をして頂き22万程度でした。
特に値引きの交渉はしませんでした。値引きではありませんが、細かく複数回検査をしてもらえるように見積もり時に交渉しました。相場から明らかに高い場合を除き、過度な作業の値引きは手抜きが発生するリスクを上げるのでオススメしません。値引きは物に対して行うのが良いです。
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