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オープンハウス 制振(制震)設備のオプション

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オープンハウスのオプションである制振(制震)設備について、いろいろと調べているが迷走している。

 

樹脂製ダンパであるGVAと油圧ダンパのevloltzから選べる。

 

オープンハウス的にはGVAがオススメみたい。

GVAは100万弱で、evloltzは60万弱とのこと。

 

それぞれ、長所と短所がある。

 

GVAは初期振動に対しては、制動が弱い。

揺れが大きくなると制動が強くなる。

また、メンテナンスフリーで長期間性能を維持する。

樹脂はアクリルらしいので、耐候性は高い。

壁の中なので紫外線は無いから劣化もそこまで起きない。

 

evloltzは初期振動から制動がしっかりかかる。

というか、油圧ダンパなので変位ではなく加速度に応じて応力が決まる。

水のなかでビート板を動かす感じだ。

速く動かそうすればするほど大きな力が必要になる。

一応、こちらもメンテナンスフリーといっているが油圧なのでオイル漏れが心配だ。

静止状態であっても油漏れを防ぐOリングは劣化するし、静止状態では問題なくとも動作状態でオイル漏れが発生する可能がある。

Oリングはメーカーによるとテフロン系なので長寿としている。

保管期間は半永久の長寿命と書いてあるが、それは文字のとおり棚での保管期間であってピストンに組み込んだ状態ではない。

まあ、普段は圧力がないので保管状態と同じかと言えばそうだけど、メーカーとしてどうなのかなと。

(例えば車のショックアブソーバーも似たような構造だが、使わずにずっと保管してれば半永久とは言わないわけで)

壁の中に設置するので、オイル漏れしてないかの点検ができないのが心配。

ただまあ、やはり弱い揺れでもしっかりと制動するのは魅力である。

 

GVAの方は、性能評価実験をしており資料がネットにあった。

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/aijt/20/45/20_539/_pdf

https://www.aij.or.jp/jpn/design/2015/data/2_1award_sakata.pdf

 

これを見ると繰り返しの大地震に対して効果が高いことがわかる。

基本的に耐震とは大きな地震に対して倒壊しないことが目的となっている。

しかし、熊本地震のように6強以上の地震が何度もあると倒壊してしまう。

特に木造住宅は大きな揺れが一度加わると強度が落ちてしまう。

それを防ぐのが制振装置となる。

熊本地震では筋交いの粘りがないことで倒壊が起きていたようだ。

 

www.nikkei.com

 

面材のがいいらしいが、ローコスト住宅でそこまで求めるのは無理だろう。

そこで、制振装置がオプションとしてあるのだろう。

ただ、「耐震等級1+制振」とすべきか「耐震等級2」とすべきかわからない。

ただし、制振は粘りはあっても強度はないのである。

粘っても強度がなければ意味がなく、強度があってこその粘りなのである。

そう考えると「耐震等級2」でよいとするかと、堂々巡りをしている。