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ホーク・ワンで建てるセミ注文住宅 -埼玉で3階建て狭小ローコスト住宅-

耐震等級2か3か(それとも制振)揺れ動く心

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耐震等級で少し妻と意見が分かれております。

元々、建売住宅を考えていたため耐震等級1が当たり前で良ければ2ぐらいかなと考えていました。

そんな中でセミオーダーに代わり、耐震等級2にはしたいと考えていました。

ホークワンより、セミオーダーのプランに変えたことで耐震等級2が標準仕様となることを伝えられました。

たまたま、今回の物件はそういう扱いだったようです。

自分としては、当初目標である耐震等級2になったのでそれで十分かなと考えていました。

浮いた費用を別のグレードアップに使えるしという感じです。

 

しかし、妻は違いました。

耐震等級2に標準仕様でなるなら、浮いた費用で耐震等級3にしようと言うのです。

2から3に変更すると+80万円です。

1から2への変更は40万円なので倍ですね。

 

自分は耐震等級2でも十分と考えます。

学校や病院などは耐震等級2ですので。

 

耐震等級3は消防署や警察署などの防災施設に求められるレベルです。

少しオーバースペックではと感じています。

 

少し気になる点

また、ホークワンでは耐震等級3の実績がないとのこと。

建売がメインだしローコストの注文住宅のため、いままでにやる施主はいなかったような感じです。

となると、耐震等級3のオプション費が高いのもお断り価格という可能性があります。

少し気になりますよね。

 

対する妻の意見

建築士や構造計算のYouTubeチャンネルでは皆が耐震等級3が必須と言っていると言うのです。

そりゃそうだろうと。

耐震等級4や5がもしあるなら、彼らは4や5を推奨するでしょう。

彼らはお金もありそうだし。

そりゃあ、自分だって富豪ならバンカーバスターに耐えられる核シェルターが欲しいですよ。

 

もう一つの反論として、耐震等級2では熊本地震で倒壊した例があるとのことです。

それは事実です。

確かに耐震等級2では倒壊しています。

倒壊した例としては、軟弱地盤の上に耐震等級2や、基準ギリギリの耐震等級2、直下率が低い耐震等級2、施工不良による耐震等級2(接合部金具不良)だそうです。

 

対策は

逆に言うと、軟弱地盤ならそれを考慮すべし、直下率などを上げて基準ギリギリの耐震等級2にしない、適切な金具が使われているか確認するが対策になるかと思います。

軟弱地盤かどうかは地盤調査で分かります。

また、壁量計算ではなく構造計算にすることです。

構造計算であれば、地盤の状態も計算に含めます。

(そこまで構造計算を実際にしているかは不明ですが。)

ギリギリの耐震等級2にしないのは、壁量計算ではなく構造計算にすることで防げるようです。

(これは逆ですね。壁量計算では省略される計算があり、基準ギリギリとなってしまうらしい。)

直下率についても構造計算では、計算に含まれるようです。

直下率として計算されるというよりは、平面状だけでなく上下の関係も計算されるようになるので結果として直下率というより下層部の強度不足部分が可視化されるようです。

接合部金具については、2000年の法改正で仕様が規定されたのでこれは問題なさそうです。

 

安全か安心か

とまあ、そんな感じなので構造計算の耐震等級2で良いのではと考えています。

しかし、安全と安心は違うのが問題です。

妻が耐震等級2では安心できないと言うのであれば必要でしょう。

 

いざ地震が来た時に、揺れている家のなかで倒壊するかもと思いながら机の下に潜るのは恐怖です。

安全でも安心ではありません。

この家は絶対に倒壊しない、揺れが収まって安全になるまで机の下に避難だというほうが遥かに安全で安心と言えます。

 

GVAは

では、制震設備はどうなんでしょうね。

あまり前例がないので何とも言えません。

メリットは揺れが抑えられる点ですね。

3階建てなので、最上階は最も揺れます。

場合によっては、固定されていない重量物が動いたり飛んできます。

揺れが抑えられると、それが防げますね。

 

また、揺れが抑えられるので耐震等級1でも複数回の震度6強以上に耐えらえるかもしれません。

ただ、耐震等級1と制震設備を組み合わせたらどうなるかというデータがあまりありません。

実績が気になります。

 

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