ひょんな事でマイホームコンプレックスを解消した話
SNSを見ていると皆さん立派な家を建てていますよね。多くの人が注文住宅で、大きな庭や平家だったりと凄いです。
そんなのばっかり見ていたので、正直自分の家が劣って見えてコンプレックスでした。
3階建て狭小住宅ですし、性能もそこまで高くありません。
それがひょんな事がきっかけで解消されました。完全にというわけではないですが。
そのきっかけというのは出張です。浜松に行って来たのですが、浜松駅で降りて営業さんと合流。そこから、車で30分ぐらいかけて目的地です。
その途中でいろいろな家を見ました。
どこもかしこも庭が広く、2階建てか平家です。土地も十分に広く立派な家ばかりでした。
地方都市から車で20分あたりだと土地も安くて、家にお金をかけられていいなーとか考えてました。自分も地方都市に移住でもするかとか冗談で考え始めてました。
そこで気づいたのですが、立派な家を見てもそれをコンプレックスに感じてませんでした。
それもそうです。東京から浜松まで新幹線で1時間半。その後、車で20分。家と家の間には、田んぼや畑があります。建物が多いのは幹線道路付近のみ。土地も余ってるし安いので、大きい敷地に好きなように建てられます。家が立派になって当たり前です。それに、車社会なので駐車スペースが広いのは当たり前です。
そう、前提条件が全然違うんです。
東京にいながらSNSで立派な家を見ると、それが東京の家のように感じます。だいたい周囲は隠してる写真が多いので周辺環境もわかりません。それなのに家の立派さだけをみてコンプレックスに感じてました。
SNSで立派な家を建ててる人の殆どが、郊外とか地方都市です。そりゃあ、立派な家を建てられるわけですよ。だって、土地が安いもん。大企業の研究施設や工場であれば郊外に住みながら、東京と同じような給料で生活できます。勝ち組ですね。
さて、自分はどうかというと東京の会社に勤めてますし妻も同様です。家のために移住するかというと、それは無理な話です。自分も妻も転職しなければならないですし、互いの実家からも遠くなります。立派な家に憧れますが、そこまではできません。
というわけで、SNSで立派な家を見てもそこまで劣等感を感じなくなりました。
だって、前提条件も周辺環境も全然違うんですもん。立派な家は将来の希望や目標として持っておくことにします。自動運転が普及すれば、ある程度の歳になっても郊外は全然ありですし。
東京駅まで45分以内の利便性と見ると凄く条件がいいです。その分、家のグレードが下がるのは致し方ないことです。